いろはすのボトル絞る人、いまどきおるの?
もはやおいしさで勝負してないんだなって思うときあります。最近じゃ透明なミルクティーとかね。あれ、なんでも『着色料が入ってないから前歯のホワイトニングが保てる』とか『勤務中に甘いもん飲んでたら怒られるけど透明ならへーき』とか、色々メリット挙げられてるけれど、買う人の9割9分が『なんか面白そう』でしょ。ファンタやガリガリ君やぷっちょが幾度となくやってきたゲテモノ戦略だってのに、シャレオツな体でやってるだけで、どうして買ってみたくなるんですよね。マーケティングに踊らされている。
とか言ってますけど、確かに透明なのに紅茶の味、ってのは今までなかったかも。なんだかんだ、いろはすのフレーバーだって果物系がほとんどだったしね。そういう意味では目新しさは十二分にありますね。普通のミルクティーでいい気はしますけど。
マジで目新しさの訴求力、すげーなとつくづく思ってます。いろはすだって、最初期は『ペットボトルがひねりつぶせる!!!!』って触れ込みで水売ってたわけでしょ。水なんて普段飲まない人も、阿部寛さながらにボトルを潰したわけでしょ、サンボマスター口ずさみながら。まず断言できるけれど、昨今いろはすを律儀に絞り潰して捨てる人、全然いないですよ。言うてまあ装甲が薄いわけだから、潰されようがされまいがエコなのには変わりないけれど、『地球にやさしいボトル』ってだけでは絶対そんなに売れなかったと思いますね。コカ・コーラ社のCSRなんて知らんがな、で終わってたんじゃないかな。
ちなみに僕はいろはす絞って突起が手に刺さったし、彼女は装甲の薄さが仇となってカバンの中身をいろはす桃味でひたひたにした。
にしてもすげ~な~広告戦略。